お金の基礎知識

ビジネス

今回はお金に関する基礎知識を紹介したいとおもいます

お金の起源

お金が誕生する前は、人々は物々交換によって必要なものを手に入れていました。しかし、物々交換の最大のデメリットは、お互いに所持している物品と欲しい(交換したい)物品とがなかなか一致しないこと。例え欲しい物品を持っている人がいても、相手も自分が持っている物品を欲していない限り、取引は成立しなかったのです。
そこで、誰もが欲しがるものであり、誰もが納得できる価値を表現できるものであり、持ち運びやすく収集や分配、保存が可能なものを代用することが広まりました。これらは「物品貨幣」と呼ばれています。
オセアニアでは石が、古代バビロニアでは穀物が使われました。他にも布や砂金、家畜などがあり、フィジーでは鯨の歯も使われていたようです。

日本で流通したお金

日本で本格的に通貨が流通したのは江戸時代。「両」「匁」「文」といった単位はご存知の方も多いと思いますが、これらの単位は硬貨の素材によって使い分けられていて、換算相場は「金1両=銀60匁=銭(銅)4000文」でした。ちなみに、当時の「1両」は、現在のおよそ「13万円」ほどの価値があったと言われています。

円の登場

江戸時代も後半になるとこれらの硬貨だけでなく、全国の大名が自らの藩の中だけで使える「藩札」という紙幣を発行したり、外国製の銀貨が大量に流入してきたりと、通貨の制度が大いに混乱してしまいます。
その後、大政奉還を経て明治政府が誕生しても通貨の混乱は続いていたため、明治4年(1871年)、政府は統一した通貨制度として「新貨条例」を公布。10進法による「円・銭・厘」という新しい単位が誕生しました。

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