前回はジェフ・ベゾスとアマゾンの事についてお話しました。
今日はイーロン・マスクについてお話したいと思います。
イーロン・マスクとは誰?
イーロン・マスクは世界2番目の大富豪であり、PayPalやスペースXを創設した人物です。
マスク氏の青年期
マスクは1971年6月28日に南アフリカのプレトリアで生まれました。
その後カナダを経て、アメリカへと移住し市民権を得ています。
コンピューターにも人一倍関心を持っていました。
10歳でプログラミングを独学でマスターし、12歳の時には自作の対戦ゲームソフトを売り、500ドルを手にしているほどです。
米国に移住し、2日で大学を退学
1989年に19歳でカナダのクイーンズ大学に入学。
2年後に奨学金を得てようやく米国のペンシルベニア大学ウォートン校に進んでいます。
同校で物理学と経済学の学士号を取得したマスク氏は1995年、応用物理学を学ぶため名門スタンフォード大学の大学院物理学課程に進みますが、「新聞などのメディア向けにウェブサイトの開発などを支援するソフトウェアを提供する」というアイデアを思いつき、わずか2日間で退学しています。
イーロン・マスクの初の会社「Zip2」を立ち上げた
1995年、彼の初となる会社、Zip2を立ち上げます。
Zip2はオンラインコンテンツ出版ソフトを提供する会社で、のちに3億700万ドルで買収されました。
マスクはこれにより2,200万ドル(約25億円)を手にしました。
PayPalの前となるX.com社の共同創始者となる
イーロン・マスクはZip2を売却した資金をもとに、オンライン金融・決済サービスを行うX.comを設立。
現在でも有名なPayPalが誕生します。
PayPalはeBayに15億ドルで買収され、これによりマスクは10億ドルを獲得しました。
2008年、テスラのCEOに就任
2003年7月にマーティン・エバーハードとマーク・ターペニングによってテスラモーターズとして設立され、2008年にイーロン・マスクがCEOに就任。
2015年にテスラモデルXを発売
2020年にトヨタを抜かしテスラ世界一の自動車会社となった。
スペースXを設立、多くの失敗から大成功
イーロン・マスク氏が2002年スペースXを設立した。
最初のロケットの打ち上げに挑んだのは2006年のことだった。
しかし、米空軍士官学校の人工衛星を積んだファルコン1ロケットは、打ち上げから約30秒後にエンジントラブルに見舞われた。
ロケットは海に落下し、吹き飛ばされた人工衛星は島の倉庫に激突した。
その1年後には、ダミーの貨物を積んだファルコン1が打ち上げられたが、軌道に到達する直前に制御不能に。
2008年8月の3度目の挑戦では、NASAと米国防総省の小型人工衛星を積んだファルコン1が打ち上げられたが、第1段ロケットと第2段ロケットが分離後に激突してエンジンが損傷し、失敗に終わった。
それからわずか8週間後、スペースXは4度目の打ち上げに挑んでついに成功。民間資金で液体燃料ロケットを軌道に投入した最初の企業となった。
スペースXはその後も数々の記録を打ち立ててきた。
2012年には国際宇宙ステーションへの補給ミッションを成功させ、その3年後には史上初めて軌道ロケットの第1段ブースターを地上に着陸させ回収した。
まとめ
- イーロン・マスクは2日で大学を退学した
- テスラのCEOになり、トヨタを抜きは現在では世界一
- 民間宇宙企業のスペースXを立ち上げ、多くの失敗から始まり今は数多くの打ち上げを成功している
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