地産地消とは?

環境

今回は地方地消についてお話したいと思います。

地産地消とは?

「地産地消」とは、「ある地域で生産された農林水産物を、その同じ地域内で消費すること」を意味する言葉です。「地場生産-地場消費」を略した言葉で、「ちさんちしょう」と読みます。直売所での販売や、生産業者自身による加工など、近年話題となっている「6次産業化」にもつながる取り組みになります。

地産地消の取り組み

直売所運営

地産地消への取り組みにはさまざまな形があります。最も代表的なのが、「農産物直売所の運営」でしょう。文字通り、生産者が作った農産物を直接消費者に売る場所のことですが、近年は値段の安さに加え、「ほかでは手に入らない品が買える」というプレミア感もあって、人気が高まっています。

学校給食への提供

2つ目は、「学校給食などへの供給」です。学校給食用の食材は、指定の業者が納入するのが一般的ですが、近年は地場農産物の利用が積極的に進められています。

地場農産物の給食への供給は、食材の安全性の確保に加えて、どういった農産物が地元で作られているのか、また、旬の野菜がどういったものかを示すなど、子供たちの食育にもつなげる意図があります。さらに、単に食材を提供するだけではなく、種まきや収穫なども子供たちと一緒に行うことにより、より地元食材への愛着を高めてもらおうという取り組みなども行われています。

観光資源としての利用

「地元の農産物を観光資源として用いる」というのも、地産地消の取り組みの1つです。各地で作られる農産物には、それぞれ特性がありますが、そうしたユニークな部分を観光に活かそうというのが、こちらの取り組みの狙いになります。

例えば、道の駅や宿泊施設での農産物の販売や、農業体験ができる農園の整備といった活動が、これにあたります。こうした活動を通じて、地域を訪れた観光客に地元の食材や食文化をアピールできるので、観光地としての付加価値も高められます。

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