今回はアルバイトのメリットとデメリットを紹介したいと思います。
採用されやすく比較的手軽に働くことができる
会社がアルバイトを採用するのは、主に臨時の労働力が欲しい時です。
そのため、採用の基準は正社員や契約社員などの雇用形態に比べて緩やかであると言えます。
誰でもいい、というわけではありませんが、会社が必要とする労働力の最低限の条件を満たし、マナーや身だしなみさえしっかりしていれば、多くの場合、いくつかのアルバイト、パートの面接を受ければ採用されるでしょう。
勤務日数や休日に自由が利く
アルバイトは、シフトを組んで交代制で働く場合が多くあります。
自分が出勤できない日があれば申請し、他のアルバイト、パートに出勤してもらうなど、自分で仕事ができない日を決めることも難しいことではありません。
他にやりたいことがあって時間に自由が利くアルバイトとして働く人の場合は、趣味の活動を優先してアルバイトを休んだり、パートとして働く主婦などは子どもの参観日や運動会、PTAなどの行事にはパートを休む、など、勤務する時間に融通が利く雇用形態です。
短期間だけ勤めることが可能なアルバイト、パートもある
アルバイトやパートの仕事の中には、特定の期間のみ募集しているものもあります。
例えばお中元の時期や、年末年始に繁忙期を迎えるデパートなど、業種によっては人員が足りなくなるため期間を限定し労働者を普段より多く用意する必要がある必要があります。
そんなとき、自分が働きたい時期が一致すれば、その時だけ働くことも可能です。
また、スタッフとして1日から数日という単発の仕事をすることができる、アルバイト登録会社もあります。
かけもちすることができる
正社員の場合、掛け持ちで働く、つまり副業を行うことが多くの会社で認められていません。
会社としては自社の業務に集中して、会社の業績を少しでも上げることを正社員に求めるためで、他にも仕事をしていると本業がおろそかになってしまう可能性があるからです。
一方アルバイトやパートは、勤務先からそのような制限がかかることはありません。
特に、アルバイトやパートだけで生計を立てている人や、事情があってアルバイトやパートで一定の収入を必要とする人などは、日にちや時間帯を違えて2つ以上のアルバイト、パートを掛け持ちすることは、よくあることであると言ってもいいでしょう。
様々な職種を経験することができる
様々な職種で、アルバイトやパートが募集されています。
採用も退職も正社員と比較すると難しくない雇用形態のため、色々な職種や業務を体験することもできます。
特に、学生などで社会経験のためにアルバイトをするような場合、様々な職種のアルバイトを経験することで幅広い見識が身に付くこともあります。
長期の安定した雇用形態ではない
アルバイト、パートの最大のデメリットは、安定した長期雇用契約ではないという点です。
会社側も基本的に臨時の労働力として雇うため、アルバイトやパートなどの短時間労働者は期間の定めがある場合が多いです。
そのため、アルバイト、パートの雇用期間が終了すると次の仕事を探さなければなりません。
また、会社の都合でいつ解雇されるか分からない、という不安もあります。
安定した収入が保証されない
長期の雇用形態でないことも理由の1つですが、アルバイトやパートの場合、シフト制で他の労働者との兼ね合いなどもあり、希望するだけの収入が得られるだけの時間、労働できない場合もあります。
特に接客業のアルバイトやパートの場合、シフトに入っていてもお客さんの少ない日などは「早上がり」ということでシフト上の勤務終了時間よりも早く勤務の終了を命じられる場合もあります。
また、時給制になりますので働かない休日の分の給料は当然出ません。
もっと働きたいのにシフトに入れてもらえない、そんな状況になることもあります。
賃金が安い
アルバイトやパートは、比較的他の雇用形態よりも賃金が安くなります。
都市部やお客さんの多いお店などのアルバイトやパートは高い時給で働けることもありますが、地方や地域で大きな格差があり、各都道府県で定められた最低賃金ギリギリの給与水準の時給設定となっていることも多くあります。
コメント