今回はブランディングとマーケティングの違いについてお話したいと思います。
ブランディングとは
「ブランディング」とは、企業活動の一環として行われる販売戦略のことです。「ブランディング」という言葉はもちろん「ブランド」から来ており、日本語では「ブランドを確立する」といった意味を持ちます。
「ブランディング」を簡単に説明すると、「企業の持つブランド価値を高める活動」ということになります。そもそも「ブランド」とは、自社の商品やロゴ、イメージなどを、他社のものと区別するための名称です。「ブランディング」は、この自社の「ブランド」を広く一般に認知させ、消費者にとって魅力あるものにしようとする活動を言います。
マーケティングとは
「マーケティング」もまた、企業活動における販売戦略の1つです。この点は、「ブランディング」と違いはありません。「マーケティング」と「ブランディング」は、具体的な施策が重なることもあり、一般的にははっきり区別されていない面もあります。しかし、本来の意味や役割には微妙な違いがあります。
「ブランディング」が前述のように、「他社との差別化」を目的としているのに対し、「マーケティング」は「自社の商品を消費者に欲してもらう」ことを目的としています。別の言い方をすると、「ブランディング」は消費者に自然な形で自社の特別さを認識してもらう活動で、「マーケティング」は消費者に対し、より積極的に自社商品の売り込みをする活動と言うことができます。
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