世界の社会問題part3

環境
Crowd of businessmen going to work in the morning Shinjyuku Tokyo Japan

今回は世界の社会問題part3です

難民

紛争や迫害により住む場所を奪われ、難民・避難民として世界をさまよっている人の数は、2018年に7,000万人を超えました。この数値は、20年前のほぼ2倍、そして今もなお増加を続けており、世界共通の深刻な社会問題となっています。

難民キャンプは安全が保障された中、衣食住を無償で提供してくれる場所ですが、増え続ける難民の数に、食料や医療、衛生問題など対応が追いつていないのが現状です。特に乳幼児は食料不足による栄養失調や、慢性的な水不足、劣悪な衛生環境により、感染症など病気にかかるリスクがあります。

災害

近年、地球上の至るところで発生している地震、津波、洪水、干ばつ等の自然災害は、世界中の地域を破壊するばかりか、多くの人々の命を奪い、それまであった日常を一瞬で奪い去っていきます。世界的に災害多発国として知られる日本においても、自然災害は深刻な社会問題の一つです。地球規模で異変がおきていることが懸念させている中、近年では地球温暖化やエルニーニョ現象などの影響が注目されています。

児童労働

国際労働機関が発表している2017年の報告によると、5歳から17歳までの児童労働者数は世界でおよそ1億5,200万人と推計されています。
ここでいう児童労働は、国際条約の定義において15歳未満の子どもが教育を受けずに大人と同様に働いていること、また18歳未満の有害で危険な仕事をしていることを指しています。

本来ならば学校に通っている年齢の子どもたちから教育の機会を奪い、成長の発達を妨げる危険な児童労働は、発展途上国の貧困国に限ったことでなく高所得国である日本にも存在し、世界が共通で取組むべき社会問題になっています。

大気汚染

世界保健機構が2019年に発表した報告によると、世界人口の9割が汚染された大気の下で生活しており、それが原因で年間880万人が早死にしているとの推測を示しました。その死因で最も大きかったのは、近年日本でも深刻な社会問題となっているPM2.5と言われる直径2.5ミクロン未満の微小粒子状物質であることが判明しました。

先進国においては経済の発展とともに劣悪な大気汚染は改善されてきました。しかし発展途上国においては、経済発展を優先するあまり環境問題を後回しにしていることが原因で、汚染された物質が風にのり世界中に飛び散っています。これは、発展途上国だけが招いている問題ではありません。
生産コストの削減などを目的に、発展途上国に工場を移してきた日本を含む先進国の責任も大きいと言えるでしょう。

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