今回はグローバル化の社会のメリットとデメリットを紹介したいと思います。
安価な製品が購入できるようになる
「海外に生産工場を移す」のように賃金の安い地域や国に生産工場を移すことで製品を安価に製造することができるようになります。
製品を安価に製造することができるようになれば、それらを購入する消費者も従来よりも安い価格で商品を購入できるといったメリットが生まれます。
発展途上国も先進国も発展する
生産工場が立てられることによって発展途上国にも新たな雇用が生まれます。雇用が生まれればより多くの方が所得を得ることになるため、その国全体の経済が潤うようになります。
新しい技術を活用した商品やビジネスが生まれる
グローバル社会になっていくことで、それまでなかった新たな技術に触れる機会が多くなります。触れる機会が多くればさらなる技術革新へと繋がる可能性が出てくるだけでなく、その技術を活用した商品やサービスが生まれることとなります。
商圏が広がる
グローバル化が進む前は国内のみが商圏となることがほとんどでした。そのため日本の国内だけで考えれば、約1億人の個人や約400万社の法人のみが商圏の範囲でした。
しかしグローバル化が進むことで海外の人や会社にも様々な商品やサービスを提供することが可能となるため、人口だけで言えば約60億人を相手に商圏を広げることが可能となります。
また、国内では成り立たないビジネスや国内では飽和状態にあるビジネスも海外では成立する可能性が出てくるためビジネスチャンスも増えてる可能性がでてきます。
国際問題の解決
人種差別や核実験、難民など日本のみならず世界では政治や経済などにおいて様々な問題起きています。これらの問題は非常に複雑であるため一国だけでは問題を解決できないことも多々ありますが、グローバル社会になることで各国が連携したり、協力することで解決できる可能性が格段に高くなります。
グローバル化によるデメリット
価格競争の激化
グローバル化によって価格の安い商品が世に出回るようになります。そして安い商品が出回れば、企業ごとの価格競争も激化しさらに安い商品が出てくるようになります。
そうなることで商品やサービスを購入する消費者側はより安い商品を購入することができるようになりますが、販売する企業は利益を圧迫されることになるため経営が悪化する恐れがあります。
労働者の賃金の低下
商品やサービスの価格が下がり企業の利益が圧迫されることになれば、最終的には消費者=労働者の給与に反映されます。
最初はボーナスのカットや福利厚生の廃止などがはじまり、場合によっては基本給などのベースダウンなどが起きる可能性も出てきます。
産業の空洞化
海外に生産工場などが移るようになれば、そういった国内の産業が空洞化してしまう可能性が出てきます。産業が空洞化することでその産業は衰退し必然的に競争力が低下してしまうなどの問題が発生します。
また、一部の産業が空洞化することで、別の産業が拡大すると言った考え方もありますが、そういった産業で働いていた方々が別の産業にすぐに移り変わることが難しいと言った問題も存在しています。
技術や優秀な人材の流出
生産工場などを海外に移すことで独自の技術が海外に流出することになってきます。国や会社の技術が流出すれば、海外で同様またはそれ以上の製品などを独自に作ることが可能となりかねません。
また、グローバル化によって海外とのやり取りが当たり前のように行われるようになれば、よりよい労働環境を求め国内の優秀な人材が海外の企業へ就職してしまう可能性もでてきます。
文化の消滅
グローバル社会になることでその国の文化が消滅する可能性が出てきます。
日本で言えば海外からの様々な物が輸入されたことにより伝統工芸品や着物と言った文化が消滅の危機に瀕しています。
また、先進国が発展途上国の労働者を雇用する場合なども先進国のやり方などがそのまま適用されることも多いため、それまでにあった文化などが消滅していく可能性があります。
まとめ
- グローバル化が進む事によってビジネスが進化する
- 外国の文化や人など触れ合う機会が多くなる
- デメリットもあり、自国の産業が空洞化する可能性がある
コメント