Appleと言えば、「ipod」「iphone」「mac」など、Appleを知らない人はいないほどの世界を代表するアメリカのIT企業です。
1976年、Appleが生まれた
スティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアック、ロナルド・ウェインの3人がAppleを創業しました。
ウォズニアックが独力で制作した自作のコンピューターに改良を加えた形で「Apple1」を発売。
apple1は世界で初めてキーボードとディスプレイを一体化したコンピューターで100台程度の販売に成功しました。
その翌年に発売した「Apple Ⅱ」は、外部モニタをつなぐだけでコンピューターとして使用でき、カラー表示が可能で、爆発的なヒット商品となり、Appleは莫大な利益を手にしました。
しかし、その後に発売した「Apple Ⅲ」は、価格設定の高さとハードウェア設計上のミスで、販売不振に陥ります。
ピンチの中、次に発売した「Lisa」
Lisaも極端な高価格と、ソフトウェア互換性の欠如からユーザーを遠ざけ、立て続けに販売は伸び悩みます。
そして、創業から8年後の1984年に、ジョブズが完成させた「Macintosh」を発売。
順調に進むかに思われたが、その年のクリスマスシーズンの需要を見誤り過剰在庫に苦しむことになりました。
それによって赤字になり、従業員の20%にあたる人材削減。
ジョブスがAppleから追放されてしまう
その責任を取らされ、1985年にAppleから追放されました。
ジョブスは追放された時にAppleの株を1株だけ残しすべて売却。
その後、ジョブスはNeXT Computerを創業。
Appleの暗黒時代
Appleは1987年に Newton と呼ばれる「PDA」の開発に乗り出したが、失敗。
Appleは、業績低迷が続く中で、会社を売却する交渉を進めていきます。
「IBM」「AT&T」「コダック」「キヤノン」「フィリップス」と売却交渉に望みましたが、その全てで実現することはありませんでした。
そんなAppleとは、対象的にジョブズの NeXT Computer は、徐々に業績を上げています。
Appleは立て直しを狙い、Macintosh に変わるOSとしてCopland の開発を進めましたが、その計画も失敗で終わった。
次期Mac OS となる新たなOS を外部から調達することを決定し、他社のOSの調査と交渉を行うのでした。
そういった動きの中、NeXT Computer の社員は、Apple が次期OS を外部に求めていると言う話を知り、ジョブズに話します。
実は、当時、NeXT Computer は黒字ではありましたが、良好といえない経営状態でした。
この話を受けたジョブズは、開発したOS、OPENSTEP を、Apple 首脳陣に売り込みます。
Appleでは、さっそく BeOS とOPENSTEP の比較プレゼンテーションが行われました。
勝利を確信していたBe側は、事前準備を行わず「以前、ご覧頂いたとおり」と述べたのみ。
一方、ジョブズは完璧なプレゼンテーションを展開。
Be社は敗れ去ったのでした。
Appleの時期OSとしてジョブズの NeXT Computer が開発した OPENSTEPを 採用することとなり、1997年に Apple は NeXT Computer を買収。
この買収を受けてAppleに戻ったジョブズは、CEOに就任。
Appleの大逆転
1997年に発売した「Mac os 8」では NeXT Computer が開発した OPENSTEP のOS技術を導入しました。
Mac OS が劇的に改良されたことで、Apple にとって久々の大ヒットとなりました。
1998年に発売した「iMac」では半透明の体を採用し、5色のカラーバリエーションは革新的でAppleに大きな売上をもたらしました。
この「iMac」のデザイン性は高く評価され、日本でもグッドデザイン賞を受賞したほどです。
ここから Apple の快進撃が続いていきます。
iPodの誕生
2001年に発売された、大容量のハードディスクドライブ型携帯音楽プレーヤー「iPod」がヒット。
歴代のiPod
伝説のiPhoneの登場
2007年に発売された「iPhone」で、Appleはスマートフォン市場にも参入。
「iPhone」は電話+iPod+インターネット端末、さらにマルチタッチスクリーンなどの先進的な技術を搭載し世界的に話題となりました。
「iPhone」は現在まで毎年のように新型機種が発売され、その都度最高利益を叩き出す、Appleの最高傑作となりました。
まとめ
- 1996年にAppleが生まれた
- 多くの失敗から逆転
- macやiPhoneなど歴史に残る端末を生み出した
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